回線太郎

光回線、wimax、格安SIMについて思うこと

光回線は配線方式により速度差が大きいサービスです

time 2017/10/16

光回線が全国的に普及している中で、同じ光回線であっても何故か通信速度に大きな差があることを不思議に感じる人も多いでしょう。

通信会社の基地局から電柱迄の配線と、電柱から室内迄の配線を分けて考えることで、なぜ光ファイバー線を使っていても通信速度に差が出てしまうのかが分かります。
通信会社の基地局から最寄りの電柱迄の区間は、光ファイバー線が直接走っているので、減衰をほとんど起こさずに通信が出来ています。

問題となるのは、電柱から各過程内に設置される回線終端装置までの区間で発生します。光ファイバー回線には、FTTH方式と呼ばれる光ファイバー線を直接各部屋に引き込む方式が最も速度ロスが発生しない方式であって、集合住宅であっても光配線方式を採用していれば、同じく減衰を起こさずに各家庭まで光ファイバー線を直接配線可能です。上り下り共に最大1000Mbpsという通信速度が提供されるためには、FTTHまたは光配線方式が必要となります。

一方、集合住宅の中には、マンションタイプとして提供されている中で、VDSL方式とLAN配線方式という2種類については、MDF室に設置された集合装置により光信号が電気信号に切り替わるため、速度低下を起こしてしまうわけです。VSDL方式では電話線が用いられ、LAN配線方式ではLANケーブルが各世帯へ直接配線されています。

上り下り共に最大100Mbpsとなってしまうのは、集合装置から各世帯までの間を電気信号で繋ぐためです。マンションタイプであっても、双方向通信を行なう上では支障が無いレベルまで通信速度が維持しやすくなっているので、光回線とギリギリ呼べるでしょう。

しかし、問題となるのは光ハイブリッドと呼ばれている通信方式を採用している一部のケーブルテレビ回線です。光ファイバー線の特徴として、光信号を使っていることから、光配線により通信を行っている区間内では信号の減衰が極僅かな水準に抑えられる利点があります。このために双方向通信が等速で行えているわけです。

しかし、電柱から各家庭迄の区間をテレビ用同軸ケーブルで配線を行なうと、1cm長くなるごとに減衰とノイズが発生し、下り回線速度は高速を維持出来ても上り回線の速度が著しく落ちます。下り最大160Mbpsや320Mbpsと謳っていても、上り最大10Mbpsや2Mbpsでは双方向通信が低速側に合わせられることになるので実用的ではありません。

少なくとも上り下り共に実測値で20Mbps程度は確保出来なければ、フルHD画質のテレビ電話会議を安定して行なうことは不可能です。光回線を選ぶ際には、光ハイブリッドを除いた実用性が高い光回線を選択しなければ勿体無い点に注意が必要です。

down

コメントする




CAPTCHA