回線太郎

光回線、wimax、格安SIMについて思うこと

元販売経験者から語る光回線の営業事情

time 2018/09/15

現在、日本で光回線を契約している世帯は約3000万件に及ぶと言われています。

さらに年間100万件以上のペースで光回線利用者は増加しており、今ではもっとも普及率の高いブロードバンドとなっております。しかし、その増加ペースはだんだん鈍重化しており、現在はモバイルサービスのほうが増加に勢いがあります。その背景には何があるのでしょうか。

■光回線は飽和に近づきつつある

インターネット利用者の大半はもうすでに光回線を使用しています。

完全に新規のお客様は中々存在しないのが実情。例えば、新たに一人暮らしを始める場合や新築でインターネット回線を新規契約するということは多々あるでしょう。

しかし、「今はインターネットも何もやってないので、これから始めます」というような完全新規の方はほぼ絶滅危惧種という状態です。現に、私はインターネット回線の販売を数年経験しておりますが、そういった方は記憶にある限りでは十人も覚えがありません。

■これから光回線へシフトする層とは

ではどのような層が光回線を契約していくのでしょうか。新築や引越しなどを除けば、ADSLCATVからの乗り換えが一番多いと考えられます。

ただし、今のご時世でADSLを利用している人は何らかの理由、もしくは矜持を抱えている人が多く、中々光回線に乗り換えようとしない曲者揃いです。

今ADSLを利用している大半の方は周囲から「光回線にしてみては?」と何度も誘われたことがある方しかおりません。それを断ってきたエリートばかりです。

それでも統計を見ると、年々ADSLの利用者は減少しているのが現実。追い討ちの如くADSLが近々廃止されるのもあいまって、これからは重い腰を上げて光回線に乗り換えていくのは自明の理でしょう。

■CATV利用者は保守的か

CATVも光回線の仲間ではあるのですが、光回線ほど優秀ではありません。例えば光電話サービスがなかったり、スピードが遅いなどのハンデがあります。

そういう事情もあり、CATVから光回線に乗り換えるメリットは多々あります。

しかし、CATVには解約・撤去費用が高額になる場合も多く、さらに撤去工事も面倒ということもあり、ADSLほど気軽に光回線に乗り換えられないという事情があります。実際、統計などを見てみるとCATVの利用者数はあまり増減がなく、ほぼ据え置きという状態です。

またCATVは地元密着型のサービスを提供していることも多く、いまいち光回線への乗り換えには消極的な層が多いのが現状です。

■光は鈍化する一方、勢いはモバイルに

光回線のライバルとしてはモバイル系のサービスが挙げられます。

WiMAXなど、高速のWi-Fiサービスが登場してからというものの、光回線のシェアを大なり小なり奪う結果に。

モバイル系は自宅であろうが、外であろうがインターネットを利用できるのが強味です。昨今のモバイルサービスは高速化しており、光回線を解約して利用する層も多いようです。もちろん光とモバイル併用の方も多々おられます。

特に、頻繁に引っ越す方やあまり自宅でインターネットを利用しない方、一人暮らしの方はモバイルが選択肢に上がるようです。

■最後に

今では携帯電話を持っていない人はほぼおりません。光回線もそれと同様の立ち位置になるのかと思いきや、ライバルのモバイル回線が台頭しました。しかし、光もモバイルも互いに独自のメリットを有しているので、互いに共存も可能です。

どちらが主導権を握るのかは分かりませんが、スマホの利用者がPCをも越える今、モバイルに分があるのかもしれません。

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